卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- 9
- 内容紹介
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倭国を統べる者は誰か。日見子がふたり!? 倭国全土の大乱を終わらせるため、
トメ将軍とミマアキを本土である豊秋津島へ送ったヤノハ。
そこでは“レイキ”と呼ばれる疫病が蔓延。
その被害は海を渡り筑紫島へと上陸、瞬く間に倭国全土へと拡がろうとしていた!
日見子の座を捨てナツハとともに逃亡を決意したヤノハは、
出雲の神官・事代主に筑紫島を譲り、倭国の未来を託そうと考える。
医術を極める事代主と遂に対面を果たし、疫病の対処法を授かるが、
同時に、自身に関する衝撃的お告げを受け――!?
一方、古のサヌ王の名の下、武力による倭国統一を目論む日下国を訪れたトメ将軍とミマアキ。
疫病により無人と化した日下の都で出会ったのは
“もう一人の日見子”だった――!?
兵法を駆使し駆けのぼる“偽りの女王”。
真説・邪馬台国クロニクル、最新第9集が登場!!
- 編集者からのおすすめ情報
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神秘の力を持った本物の「日見子」を殺してしまったことで、
「偽物の女王」として生きる覚悟を決めた本作の主人公・ヤノハ。
この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、
敵味方や時に読者の皆様さえ欺きながら、
権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。
舞台を筑紫島だけでなく、本土・豊秋津島まで広げた第9集では、
卑弥呼=日見子であるヤノハ個人のドラマと、
倭国全土に跨がる熾烈な国盗り合戦が交錯。
次々と目の離せない展開が相次いでいきます。
読めば唸ること必至の真・邪馬台国物語。
ますますスケールの大きくなる本作に是非ご注目ください!!