卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- 15
- 内容紹介
-
“倭王”の称号を得るのは誰だ――!? 本土(豊秋津島)最強の軍事国家・日下を打ち破ったヤノハ。
来るべき日下からの逆襲に備えるためには、山社が権威を得ること、
すなわち、海の向こうの大国から“倭王”の称号を授かることが何よりの策だと思い至るも、
同盟国である津島のアビル王から、中国が混迷状態にあることを知らされる。
しかし、アビル王は暈の実質上の支配者であり、
同じく“倭王”の称号を狙う鞠智彦と通じていた――
大国の現状の真実を確かめるべく、トメ将軍は海を渡り加羅へ。
一方、ヤノハもまた、自らアビル王に制裁を加えるべく、
伊都・末盧を経由し北上するが……!?
- 編集者からのおすすめ情報
-
神秘の力を持った本物の「日見子」を殺してしまったことで、
「偽物の女王」として生きる覚悟を決めた本作の主人公・ヤノハ。
この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、
敵味方や時に読者の皆様さえ欺きながら、
権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。
本土(本州)最強の軍事国家・日下と、
筑紫島(九州)内の強国・暈。
そして、同盟国の筈が、その暈と通じていた津島……
倭国泰平の前に立ちはだかる強敵たち。
そして、次第に中国本土の現状が明らかに――!!
読めば唸ること必至の真・邪馬台国物語。
人々を翻弄し、運命に翻弄される女王の物語。
海の向こうの大国から“倭王”の称号を得るのは誰か――
是非ご注目ください!!