風の大地 20
- 内容紹介
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▼第1話/アメリカへ▼第2話/サックスの流れる街▼第3話/大会二日前▼第4話/屋上の朝▼第5話/ドラム▼第6話/スティックとクラブ▼第7話/棒の心「▼第8話/縦への賭け▼第9話/ジャジャ馬のクラブ
●登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブが生んだ、クラブ初のプロゴルファー)、シルバー・スコット・ウォーレン(天才ゴルファー。プロ歴7戦全勝。大財閥の御曹司)、グレゴリー・オースティン(下町のジャズハウスに出演中のサックス奏者)、リリィ・マクガン(全英オープンでの沖田のキャディ。キャディの家系に育つ)
●あらすじ/全英オープン準優勝の直後、キャディを務めたリリィを突然の死で失った沖田。その悲しみを乗り越え、全米プロ選手権出場のため、アメリカに向かった。しかし、いくら練習してもスイングはバラバラ。傷心の沖田は、毎晩一人で下町のジャズハウスに向かい、沖田は酒を飲むわけでもなく、ひたすらサックスの演奏を聴くだけであった(第1話)。▼沖田はランニング中、ある建物の屋上で、誰かがサックスの演奏をしていることに気付く。サックスの音色に聞き入っている沖田に、一人の少年が声をかけてきた。その少年の勧めで屋上に行ってみると、そこには毎晩通うジャズハウスのサックス奏者がいた(第2話)。
●本巻の特徴/スランプを乗り越えるため沖田は、全米プロ選手権が行なわれるコングレッショナルカントリークラブ内のショップに置かれていたクラブを使おうとする。それは、以前コングレッショナルカントリークラブのメンバーだったグレゴリー・オースティンが残したものであった。しかも、レディスシャフト! 使い慣れていない上、レディスシャフトであるオースティンのクラブは、沖田に復活のきっかけをもたらすのか。
●その他の登場キャラクター/河内(第3~4、6~7話)、木曽(第4、6~7、9話)、トム(第2~9話)