風の大地 17
- 内容紹介
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ゴルフに全てを賭けた男・沖田圭介の青春を叙情豊かに綴った物語 ▼第1話/礼拝堂への道▼第2話/七色の風▼第3話/心のアゲインスト▼第4話/追う者、追われる者▼第5話/蛮勇の時▼第6話/勇気には勇気▼第7話/最終組のゴルフ▼第8話/ビューティフル!!▼第9話/最終組のフルショット ●登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブが生んだ、クラブ初のプロゴルファー)、リリィ・マクガン(全英オープンでの沖田のキャディ。キャディの家系に育つ)、クランプトン(かつての天才ゴルファー。一人息子のニックを亡くしている) ●あらすじ/ターンベリーでの全英オープン最終日、4番ホール。向かい風が徐々に強くなっていった。沖田が放ったアイアンショットは、ミスと言えるものではなかったが、曲がってしまい、レスキュー草の中に落ちてしまった。続くノーマンは、ベテランらしくボールを上手くグリーン上に乗せる。ノーマンのショットを見た沖田は、向かい風の時の打ち方を勉強した、と嬉しそうにリリィに伝えるのだった(第1話)。▼レスキュー草の中にボールを落としてしまった沖田であったが、これを見事にカップインさせた。続く5番ホールでは、風がさらに強くなっていった。このホールの風は難しいというリリィの言葉を聞いた沖田は、4番ホールでノーマンから学んだアゲンストでの打ち方を試してみる、とリリィに告げた。そして沖田は会心のの一打を放った(第2話)。 ●本巻の特徴/最終日16ホールの全英オープン。トップを走るノーマンと沖田の差は2ストローク。スコアは依然として膠着状態のまま、残り2ホールを残すのみになった。一方、最終ホールを終えた河内は15アンダーで3位という結果を残した。 ●その他の登場キャラクター/河内(第4~6、7~9話)、木曽(第2、3、5、6、9話)、物部麗子(第8話)