風の大地 16
- 内容紹介
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ゴルフに全てを賭けた男・沖田圭介の青春を叙情豊かに綴った物語 ▼第1話/野菊▼第2話/息子よ▼第3話/バンカー▼第4話/砂地獄▼第5話/夜の影▼第6話/夜明け▼第7話/最終日、1番ティ▼第8話/散った想い出▼第9話/運命、迅(はし)る ●登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブが生んだ初のプロゴルファー)、リリィ・マクガン(全英オープンでの沖田のキャディ。キャディの家系に育つ)、河内俊一郎(かつてはシード選手だったプロゴルファー)、クランプトン(かつて天才ゴルファーと呼ばれた男) ●あらすじ/12番ホールでの深いラフからの沖田のショットは、強い風に流され、フェアウェー横のラフの中に落ちた。ロストボールになるかも知れない状態であったが、野菊の花びらがかろうじてボールを支えており、見つけることが出来た。少しでも草が揺れるとボールが落ちてしまうような微妙な状態であったが、沖田は絶妙のショットを決める(第1話)。▼吹き続ける強風のため、スコアを伸ばせない選手が多い中、沖田は順調にスコアを伸ばし続けていたが、試合中に河内に叩かれた右手がクラブを支えきれない程痛み始めた。その河内は、離れて暮らす息子、龍志のことを思いながら渾身の一打を決めた(第2話)。 ●本巻の特徴/第16巻では、最終18番ホールがスタートする。沖田はトップであるノーマンと2ストローク差の2位に付けた。河内は、バンカーショットでの失敗が響き、一時は2アンダーの26位にまで落ちたが、その後持ち直し、8アンダーまでスコアを伸ばした。 ●その他の登場キャラクター/木曽(第1~8話)、物部麗子(第2、3、8話)、河内の息子・龍志(第2~4、9話)、ノーマン(第6~9話)