浮浪雲 34
- 内容紹介
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激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。 ▼第1話/さざなみ▼第2話/陽気な季節▼第3話/いじめ▼第4話/そよ風邪▼第5話/はらはら雨▼第6話/おんなぶとり▼第7話/馬鹿万人▼第8話/おてんとうさま▼第9話/五十歩百歩 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/私はブスだからお嫁に行けないというお花。そんなお花にカメは、女はいつも優しい気持で、美しい心で、縁のある人を幸せにしてあげるんだと思っていることが大切だと言う(第1話)。▼カメが床下に貯め込んでおいたへそくりが無くなってしまった。カメは我が子を疑いたくはないと思いつつも、新之助を疑い始めてしまう……(第2話)。▼暖かい家庭に育った重太郎。明るく、勉強もでき、一見何の問題もない好青年なのだが、実はいじめに加担していた……。渋沢先生は、いじめる側の原因というのは、家族のありかたに問題があると言う……(第3話)。