第26回手塚治虫文化賞・マンガ大賞&短編賞を小学館作品が受賞!

マンガ大賞は『チ。 ─地球の運動について─』、短編賞は『白木蓮はきれいに散らない』!

 第26回手塚治虫文化賞の受賞作品がこの度、発表。〈マンガ大賞〉〈新生賞〉〈短編賞〉〈特別賞〉の4賞の中から、〈マンガ大賞〉と〈短編賞〉を小学館より刊行中の作品が受賞した。
マンガ大賞:『チ。─地球の運動について─』(魚豊)
短編賞:『白木蓮はきれいに散らない』(オカヤイヅミ 同時受賞『いいとしを』[KADOKAWA 刊])

 手塚治虫文化賞は、日本のマンガ文化の発展、向上に大きな役割を果たした手塚治虫氏の業績を記念し、手塚氏の志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設。年間を通じて最も優れた作品に贈られる〈マンガ大賞〉、斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる〈新生賞〉、短編、4コマ、1コマなどを対象に作品・作者に贈られる〈短編賞〉、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈られる〈特別賞〉の4賞がある。

 また、魚豊氏の24歳での〈マンガ大賞〉受賞は、手塚治虫文化賞史上最年少となる。

 栄えある賞に輝いた2作品の内容と作者のプロフィールはコチラ!
■『チ。―地球の運動について―』
 15世紀のヨーロッパ。異端思想が過激に弾圧されていた時代。神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ど真ん中の「ある真理」だった――。
 命を捨てても曲げられない信念があるか?世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか?歴史上、最もアツい人々の物語!
商品概要は以下のとおり。
第1~7集発売中
定価:各650~715円(税込)
最終第8集は6月30日頃発売予定。
作品リスト:https://www.shogakukan.co.jp/books/volume/49854?sort=old

■魚豊(うおと)氏プロフィール
漫画家
 東京都出身。2018年、「マガポケ」にて『ひゃくえむ。』でデビュー。2020年に「週刊ビッグコミックスピリッツ」にて『チ。―地球の運動について―』の連載を開始。同作で「マンガ大賞2021」第2位、「次にくるマンガ大賞2021」コミックス部門第10位、「このマンガがすごい! 2022 オトコ編」第2位、「マンガ大賞2022」第5位など受賞歴多数。シリーズ累計発行部数200万部。4月18日に発売された「スピリッツ」20号にて完結、最終第8集が6月30日頃発売予定。

■『白木蓮はきれいに散らない』
 1963年生まれのサヨ、マリ、サトエは高校時代の友達。同級生のヒロミが孤独死したのをきっかけに久しぶりに再会する。ヒロミの遺書にはなぜか3人へのお願いが記されていて……。
 変わらない関係、変わりゆく状況の中で、それぞれの人生を見つめていく先に灯る仄かな希望を描く。
商品概要は以下のとおり。
全1巻発売中
定価:1,320円(税込)
作品詳細:https://www.shogakukan.co.jp/books/09179348

■オカヤイズミ氏プロフィール
漫画家・イラストレーター
 1978年東京都出身。独自の感性で日常を切り取った『いろちがい』で2011年デビュー。著書に、受賞作のほか『すきまめし』『続・すきまめし』『いのまま』『ものするひと』『みつば通り商店街にて』『おあとがよろしいようで』、加藤千恵氏との共著『ごはんの時間割』などがある。
2021年、デビュー10周年を迎え、記念作品として『白木蓮はきれいに散らない』『いいとしを』を刊行した。

 すでに読んでいた人も、まだ読んでいない人も、この機会に2作品を読んでおこう!

■『チ。─地球の運動について─』1集の試し読みはコチラ
https://sc-portal.tameshiyo.me/9784098607785
■『白木蓮はきれいに散らない』の試し読みはコチラ
https://sc-portal.tameshiyo.me/9784091793485
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