火の鳥 11 太陽編(下)
- 内容紹介
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時空を超えて宗教と権力の問題を描く異色作 西暦663年、白村江の戦いで、百済王一族の兵士・ハリマは、唐軍に捕らえられ、顔の皮をはがれ、狼の皮を被せられた。不思議な老婆に助けられ、倭国へ渡ったハリマは、仏教によって追われた「狗(くちいぬ)族」という先住神たちと出会った。狗族は、産土神として崇める日本古来の神々だったが、大陸からきた仏教の台頭により魔物とされ、山奥にひっそりと暮らしていた。一方、ハリマは夢のなかで、火の鳥を神と崇拝する宗教団体「光」が支配する未来社会に生きるスグルという若者になった。時空を超えて宗教と権力の問題を描く異色作の後編。
- 編集者からのおすすめ情報
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角川書店豪華版のカラーページを再現。『野性時代』連載時の全扉絵を収録。
巻末に、未発表の下書きを3ページを収録。