火の鳥 10 太陽編(上)
- 内容紹介
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時空を超えて宗教と権力の問題を描く異色作 西暦663年、白村江の戦いで、百済王一族の兵士・ハリマは、唐軍に捕らえられ、顔の皮をはがれ、狼の皮を被せられた。不思議な老婆に助けられ、倭国へ渡ったハリマは、仏教によって追われた「狗(くちいぬ)族」という先住神たちと出会った。狗族は、産土神として崇める日本古来の神々だったが、大陸からきた仏教の台頭により魔物とされ、山奥にひっそりと暮らしていた。一族のために助力することを決意したハリマだが、ときどき奇妙な悪夢に悩まされていた。夢のなかでハリマは、21世紀の板東スグルという若者だった。時空を超えて宗教と権力の問題を描く。
- 編集者からのおすすめ情報
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角川書店豪華版のカラーページを再現。『野性時代』連載時の全扉絵を収録。
巻末に、執筆予定であった「大地編」のシノプシスを紹介。