卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- 11
- 内容紹介
-
禁忌の子を出産した日見子――!! 六か月後、山深き千穂の岩穴にて――
日の巫女として最大のタブーを犯し、遂に極秘出産したヤノハ。
一方、疫病を抑え込み平和が戻った金砂国に
砂鉄を求める隣国・鬼国が出兵……!!
情け容赦ない殺戮。
背後に見え隠れするのは、古のサヌ王の末裔が治める国・日下……
倭国全土を揺るがす大乱の兆し――
金砂国の顕人神、出雲の事代主は!?
そして母として生きることを望み、
倭国泰平の願いを捨てた女王に、最大の試練が――!?
兵法を駆使し駆けのぼる“偽りの女王”伝。
真説・邪馬台国クロニクル、最新第11集!!
- 編集者からのおすすめ情報
-
神秘の力を持った本物の「日見子」を殺してしまったことで、
「偽物の女王」として生きる覚悟を決めた本作の主人公・ヤノハ。
この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、
敵味方や時に読者の皆様さえ欺きながら、
権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。
第11集では、周囲に知られたら命すら狙われかねない中、
遂に卑弥呼=日見子であるヤノハが極秘出産。
本土・豊秋津島で新たな戦の炎が上がる中、
倭国安寧を願う人々の想いに背を向けて、母として生きる道を選ぼうするも、
思わぬ試練が彼女を襲います。
読めば唸ること必至の真・邪馬台国物語。
人々を翻弄し、運命に翻弄される女王の物語、是非ご注目ください!!