卑弥呼 -真説・邪馬台国伝- 7
- 内容紹介
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その宿願、海峡を越え――倭国全土へ!! ヤノハに政(まつりごと)の才を見出され、
「昼の王」となることを命じられたミマアキ。
古(いにしえ)のサヌ王に仕えた一族の末裔・クラトは、
そんな最愛の友・ミマアキの器量を見抜き、暗殺を決意する。
一方、ヤノハは暈(クマ)をのぞく筑紫島(ツクシノシマ)の主だった王らに
日見子(ヒミコ)として擁立されるが――
倭国全土の大乱を終わらせるためには、
本土である豊秋津島(トヨアキツシマ)の国々とも和議を結ばなくてはならないことに思い至る。
計略を巡らし、倭国の王として着実に地位を固めていくヤノハ。
宿願はあと少しで実現するかに見えたが、
彼女の足下を根底から覆す陰謀が着々と進行――
雷鳴とどろく夜、それは起こる――!!
兵法を駆使し駆けのぼる“偽りの女王”。
謀略が交錯する邪馬台国クロニクル、待望の最新刊!!
- 編集者からのおすすめ情報
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神秘の力を持った本物の「卑弥呼」を殺してしまったことで、
「偽物の女王」として生きる覚悟を決めた本作の主人公・ヤノハ。
この全く新しい卑弥呼は呪術ではなく兵法を駆使し、
敵味方や時に読者の皆様さえ欺きながら、
権謀術数渦巻く古代日本を逞しく生き延びていきます。
第7集では筑紫島の均衡を保つことに成功したヤノハが、
遂に本土・豊秋津島へ乗り出します。
しかしその一方で纏わりつく怨念が、
彼女を引きずり下ろそうと蠢き……
知略と知略が激突し、
怨念と陰謀が跋扈する。
大乱の倭国を舞台とした壮大なドラマ――
読めば唸ること必至の真・邪馬台国物語、
是非ご注目ください!!