国境のエミーリャ 2
- 内容紹介
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仮想戦後活劇、同志諸君待望の第2巻! 作品の舞台は、第二次大戦で本土戦の後に敗戦を迎えた日本。
連合国による分割統治の後、この国は二分され
日本人民共和国(東日本国)と日本国として独立。
それぞれが東西陣営に属する国家となり、
列島には鉄のカーテンがおろされる。
二国の国境には強固な壁が築かれ
東京は、国境の街となった。
1962年の東トウキョウ。
19歳の杉浦エミーリャは、十月革命駅(旧・上野駅)の
人民食堂の給仕係という表の顔と、
東から西へと人々を逃がす脱出請負人という裏の顔を持つ女性。
壁の東側で、エミーリャは様々な人と交錯する。
パリの芸術に憧れる民警の似顔絵師。
敵性スポーツとして禁じられた
野球の傍で生きたいと願う元選手。
西から東へと亡命してきたイギリス人工作員。
偵察任務中に東側に不時着したアメリカ人パイロット。
そして彼の暗殺を狙う、死んだはずのエミーリャの兄!!?
可能性としての東京を描く仮想戦後活劇、
全人民待望の第2巻!!
- 編集者からのおすすめ情報
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『カレチ』『甲組の徹』など、鉄道を主題とした緻密な設定・検証劇に、
『シャーロッキアン!』に代表される推理ヒューマンドラマの
エッセンスを掛け合わせた、池田邦彦先生が挑む新境地!
『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ジャッカルの日』『鷲は舞い降りた』
『針の眼』などのエスピオナージュに冒険小説、
『第三の男』や『ブリッジ・オブ・スパイ』『レッドブル』
ルパン三世シリーズなどの映像作品、
『ゴルゴ13』や『MASTERキートン』などの漫画作品、
これら名作のタイトルにピンと来た方には
是非読んでいただきたい作品になっております。
監修協力を務める津久田重吾氏の確かな知識のサポートを受け、
リアリティもSF的空想も詰め込んだ、娯楽大作です!