美味しんぼ〔小学館文庫〕 34
- 内容紹介
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▼第1話/われても末に……▼第2話/タケノコ山作戦(前編・中編・後編)▼第3話/お弁当同盟(前編・後編)▼第4話/黒いマスコミ王(1~6)▼第5話/部長昇進!●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部記者。ふだんはグータラだが、食に関する造詣が非常に深く「究極のメニュー」担当となる)、山岡ゆう子(旧姓・栗田。東西新聞文化部記者。山岡と共に「究極のメニュー」の担当)、海原雄山(厳格な会員制の超高級料亭「美食倶楽部」を主宰する希代の美食家で、陶芸・書道・文筆にも秀でた芸術家。実の息子・山岡とは激しく対立している。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を監修)●あらすじ/谷村部長のもとに、小学校時代の同級生4人が会いにやって来た。久しぶりに京都で同窓会を開こうというのだ。せっかくだから当地でうまいものを食べたいと考えた部長は、山岡とゆう子に企画を頼むことに。だがその直後、大原社主に呼び出された山岡たちは、最近一向に進展しない「究極のメニュー」のことでどやされ、2週間以内に新メニューを提示しろと命令されてしまう。さらに、翌日には周大人からも相談を持ちかけられる。それはすっかりタレント化して、マスコミにその行動を叩かれている料理人で友人の蔡川を立ち直らせて欲しいというもの。一度に3つもの問題を抱えてしまった山岡たちは…(第2話)。●本巻の特徴/東西新聞社に崩壊の危機が…!? 極亜テレビの金上社長が、東西新聞社株式の30%を買い占めてしまった。金上は、1年ほど前に父親の跡を継いだばかりの冷酷無比な若手社長。自身の極亜テレビでは、低俗で俗悪な番組で視聴率を稼ぎつつ、社内では完全な恐怖政治をしき、気に入らない者は容赦なく切り捨てている。もちろん、大原社主以下東西新聞社の社員は、金上の新聞社経営介入に大反対。意気揚々と社を訪れる金上を玄関で待ち受けるのだが、そこに二日酔いの山岡が現れ、事もあろうに金上の顔面に嘔吐してしまい…?(「黒いマスコミ王」)他、全5話を収録。●その他の登場人物/大原大蔵(東西新聞社社主)、小泉鏡一(東西新聞社取締役編集局長)、谷村秀夫(東西新聞社文化部部長)、富井富雄(東西新聞社文化部副部長)、金上鋭(極亜テレビ社長)