浮浪雲 50
- 内容紹介
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激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。 ▼第1話/秋の夜長▼第2話/娘っ子▼第3話/不動智神妙録(ふどうちしんみょうろく)▼第4話/不退転▼第5話/疑惑ですよ▼第6話/世間ばなし▼第7話/春だから▼第8話/箪笥にコン▼第9話/女の坂道▼第10話/縦恋慕▼第11話/聖(バイブル)の崩壊 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/妻に着物も買ってやれない程貧乏な梅吉。泥棒でもして……と思っていた丁度その時、病気で倒れていた大店の主人を助けることになる。そこから梅吉の人生は大きく変わっていった……(第1話)。▼仕事を始めたという浮浪雲。どんな仕事かを聞いても答えてくれない。本人は、塾のようなものだと言っているのだが、若い娘たちに雲が裸で教える「女の学校」の授業とは……!?(第2話)。▼精神修業のつもりで滝に打たれていたら風邪をひいてしまった青田師範。新之助も精神修業がしたいと言い出すが、雲は、毎日毎日の生活が一番の修業になるのだという……(第4話)。