あぶさん 15

- 内容紹介
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酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/鬼の霍乱▼第2話/後期到来▼第3話/マイホーム▼第4話/ピンクのモンスター▼第5話/涙の一つ星▼第6話/ふられ安▼第7話/野球虫▼第8話/プレー・オフ▼第9話/代打一升壜 ●登場人物/景浦安武(通称あぶさん。南海ホークスの代打専門打者)、桂木虎次郎(大衆酒場・大虎の主人でタイガースファン)、サチ子(虎次郎の娘) ●あらすじ/病気で倒れたおやじさんの代打として、あぶは大虎を手伝っていた。しかし、皿洗いの途中であぶは左の手のひらを切ってしまう。そして迎えた翌日の日本ハム戦、あぶは意外なバッティングを見せる(第1話)。▼前期シーズンを最下位で終了したホークスは、雪辱を果たすべく後期シーズンに突入した。なんとかチームを勢いづけたい広瀬監督は、あぶを4番・レフトで起用する。猛暑があぶのスタミナを奪っていくが、監督はあぶをベンチに下げようとしない(第2話)。 ●本巻の特徴/年齢的にはベテランの域に達したあぶだが、プロ入りが遅いせいか、表情は若々しい。また、お隣りのカコちゃんに勉強部屋を貸してあげる場面(第3話)、慣れないコマーシャル撮影に協力する場面(第9話)など、あぶの優しい一面がクローズアップされる。