あぶさん 14
- 内容紹介
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酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/寒鰤▼第2話/小さな命▼第3話/屋島狸▼第4話/般若湯▼第5話/夢の開幕戦▼第6話/生涯一捕手▼第7話/燃える軍団・火の玉投手▼第8話/猪口▼第9話/故郷からの連発 ●登場人物/景浦安武(通称あぶさん。南海ホークスの代打専門打者)、桂木虎次郎(大衆酒場・大虎の主人でタイガースファン)、サチ子(虎次郎の娘) ●あらすじ/広瀬新監督のもと、気分もあらたに練習に励む南海ホークスの選手たち。しかし、いかんせん戦力不足のため、監督は選手起用に頭を痛めていた。そんなある日、鷹のペイントが施された一台のトラックが中モズにやって来る(第1話)。▼ホークス一行は和歌山・紀伊田辺でのキャンプに突入した。このキャンプで最も期待がかかるのは、入団8年目を迎える山本雅夫だった。しかし、彼にはメンタル面での弱さがあった(第2話)。●本巻の特徴/ロッテに移籍した野村選手(第6話)、一軍に昇格した義弟の満(第7話)など、新しいライバルたちが現れたことによって、新鮮な気持ちで野球に取り組むあぶの姿が描かれる。また、あぶがルーキー時代から思いを寄せていた麻衣子との恋も結末を迎える。