怪奇猫娘
- 内容紹介
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鬼太郎シリーズのキャラクター「猫娘」のルーツとなる貴重な作品です。1958年に緑書房から刊行された貸本単行本の完全復刻です。
「東真一郎」名義で発表されたこの作品は、作者本来の幻想怪奇ムードが横溢するとともに、日本の伝統的な怪談の系譜で紙芝居でも盛んに描かれた怪猫ものを水木劇画流のリアルなタッチで創造性豊かに描いています。本書の主人公ともいえる、サンマの匂いで思わず猫顔に変貌してしまう主人公の猫娘が、後の鬼太郎シリーズに登場する猫娘の前身といわれています。