プラタナスの実 9
- 内容紹介
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真心が直面する、避けては通れない現実とは サッカーで将来を嘱望されている少年・優希(ゆうき)を連れて
はるばる小樽から北広島を訪れた黒田父子。
しぶしぶ連れて来られたこの少年を検査するうちに、
彼の体にはとんでもない病魔が潜んでいる可能性が高まる。
そして息子を連れてきた「黒田」という男、センター長の吾郎(ごろう)と
昔からの良からぬ関係があることが徐々に明らかになってゆき…!?
親同士の因縁を知らない真心(まこ)と英樹(ひでき)の兄弟は
この患者と、そして家族とーーいかに向き合えばよいのか。
浮かんでは消える懸念と迷い……医師としての覚悟が試される。
- 編集者からのおすすめ情報
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もし病気だと言われたら、間近に迫ったセレクションが受けられないかもしれないーー
本当のことを隠そうとする少年を、「嘘は誰の為にもならない」と諭した真心。
偽りのない真心の言葉は、少年の心に届くのか…?
そして、何らかの企みが見え隠れするる少年の父は
この医療センターに何をもたらすつもりなのか。
親子への対応を間違えれば、地域から地道に信頼を得てきた
鈴懸(すずかけ)家にとっても大きなダメージとなりうる…!?
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