塀の中の美容室
- 内容紹介
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第24回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞! 女子刑務所の中に、
“受刑者が一般客の髪を切る”美容室がある。
美容師は、重い罪を犯した者。
だけどそこには、いつも青空があった――
服役中に美容師となった小松原葉留は、
女子刑務所内の美容室で、一般客の髪を切っている。
天井から壁まで青空が描かれた
その美容室を訪れる者は、
小松原がもたらす静かな時間に
いつしか心を洗い流され……
小松原はなぜ、美容師として鏡の前に立つのか。
客たちはなぜ、そこで髪を切るのか。
『アルティストは花を踏まない』の新鋭が贈る、
ひとりの受刑者と、社会を生きる女たちの
あたたかな再生の物語。
空はどこまでも、青く、深く。
誰の上にも、きっと――
描き下ろし美麗カラーイラストも収録!
2021年3月、第24回文化庁メディア芸術祭にて
優秀賞を受賞した話題作!
- 編集者からのおすすめ情報
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「何かに一度つまずいたり、転んだりした人が
また立ち上がる姿を描きたい」と語る小日向まるこ氏。
桜井美奈さんの同名小説(双葉文庫)を原作に、
悩みながらも前に進もうとする女性たちの姿を
繊細なタッチで描き出します。
前作『アルティストは花を踏まない』にて
第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門
審査委員会推薦作品に選出された、
小日向まるこ氏の新境地。
連載時、かつてない反響を呼んだ
やさしくてあたたかな物語です。