ギャラリーフェイク〔小学館文庫〕 3
定価 | 639円(税込) |
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発売日 | 2002/12/14 |
ISBN | 9784091926630 |
判型 | 文庫 |
頁 | 320頁 |
- 内容紹介
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▼第1話/林檎を持つ女神(ヴィーナス)[前編、後編]▼第2話/『展覧会の絵』を追え!!▼第3話/ナイル盗掘ツアー[前編、後編]▼第4話/二つの相続▼第5話/魔鏡とシリコン▼第6話/馬鹿印のバカ一▼第7話/蝶々夫人の島▼第8話/談合のゆくえ▼第9話/迷宮のキリコ▼第10話/狙われた天守閣▼第11話/翡翠(フェイツイ)の店[前編、中編、後編]●主な登場人物/藤田玲司(メトロポリタン美術館の元学芸員で、贋作専門の画廊“ギャラリーフェイク”のオ-ナ-)、サラ・ハリファ(Q首長国の王族の娘で、フジタの秘書)、三田村小夜子(28歳にして高田美術館館長に就任した才女)●あらすじ/ある日、ギャラリーフェイクにCM業者が訪れた。そして「ミロのヴィーナス」の失われた両腕を甦らせたいという相談に乗ったフジタは、早速パリのルーブル美術館へ。そこで旧知の学芸員に頼み込んで、倉庫に眠ったままの“左腕”の石膏の型をとることに成功する。リンゴを握ったその左腕は、リンゴのリキュールのテレビCMに応用され、放映されれば大いに反響を呼ぶはずだった。ところが、そこに三田村館長が現れ、その腕は真っ赤な偽物であると糾弾したのだ。さらには、このCMのモデル・三田村みちるが館長の妹であることも発覚して…(第1話)。●本巻の特徴/スペインで映画プロデューサーを務めるギブソン氏は、重度のオカルトマニアだ。古城を買い取って暮らし、そこにはグロテスクなコレクションがずらりと並べられているといった有り様。この城に招かれてやってきたフジタは、そこで「ファラオの財宝」の話を耳にし、彼から発掘メンバーに加わらないかと誘われるが…(第3話「ナイル盗掘ツアー」)。また最終話では、ギャラリーフェイクの“宝石版”とも言えるジュエリーショップを経営する女性・翡翠が登場する。●その他の登場人物/三田村みちる(三田村館長の妹。芸能界での成功を目指し、CMモデルとして活躍中)、エリザベータ(イタリアからフジタを頼ってやってきた女の子。実はフジタの隠し子…?)、ラモス(世界を股にかけるトレジャーハンター)、吉岡助教授(日本を代表するエジプト考古学者。最近ではTV タレントとして有名に…?)、知念護人(文化庁嘱託。民間にある文化財を国で管理しようと狙う“国宝Gメン”)、翡翠(フェイツイ。宝石店“ジェイド”の女性オーナー。宝石泥棒という裏の顔を持つ)