あぶさん 83
- 内容紹介
-
酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/季節外れのセミ▼第2話/第1ステージ 第2ステージ▼第3話/アドバンテージ景浦安武▼第4話/オレ流 日本シリーズ▼第5話/オリックス・バファローズ▼第6話/希望の光▼第7話/別れの祝杯▼第8話/掃きだめに鶴▼第9話/年始262●主な登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手で、大酒飲み)●あらすじ/9月に入っても、まだまだ熾烈な優勝争いが続く今季のパ・リーグ。その中でもV本命と目されるダイエーは、苦戦を強いられながらも首位をキープしていた。しかしここに来て、その原動力であるストッパー・三瀬が、3試合連続で継投に失敗してしまう。試合後、落ち込む三瀬を飲みに誘うあぶだが…(第1話)。▼9月も半ばが過ぎ、首位のダイエーは2ゲーム差で2位の西武と今日から3連戦。2位に5ゲーム以上の差をつけていれば、1位のチームにはプレーオフで1勝のアドバンテージが与えられるため、この3連戦はまさしく今年1番の天王山といえた。そして迎えた第1戦は、ダイエー・和田が気迫の完投勝利!! その裏には、不調が続く4番・あぶのセーフティバントが貢献していたのだが…!?(第2話)●本巻の特徴/リーグ優勝争い、日本シリーズ、そして球団合併問題。野球界全体が大きく揺らいだ2004年シーズン後半を収録。さらに「年始262」では、アメリカで年間安打数の新記録を達成したあの男が「大虎」に…!?●その他の登場人物/景虎(あぶの息子。大阪近鉄のピッチャー)、サチ子(居酒屋「大虎」の看板娘。あぶの妻でもある)、桂木虎次郎(「大虎」の主人。サチ子の父)