風の大地 38
- 内容紹介
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ゴルフに全てを賭けた男・沖田圭介の青春を叙情豊かに綴った物語 ▼第1話/心の牙▼第2話/予知不安▼第3話/同じ空の下▼第4話/風の気配▼第5話/祈りのお守り▼第6話/経験不足▼第7話/不測の事態▼第8話/シャフトの悲鳴▼第9話/プロとプロの仕事●主な登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブ初のプロゴルファー)、物部麗子(沖田の恋人)、杉山健三(ゴルフクラブの職人)、笠崎(沖田の先輩だが、まだ鹿沼カントリークラブの研修生)、石倉(鹿沼カントリークラブに出入りしているゴルフ好きのオヤジ)●あらすじ/マスターズ初日、8番ホール。ここまで5アンダーで首位の沖田は、このホールのティショットも絶好調である。抜群の飛距離にギャラリーが歓声を送るなか、それに触発された同組のベテランゴルファー、アーニーも珍しく渾身のショットで後に続く。そして注目の2打目、残り230ヤードで沖田が選択したのは、なんとドライバーで…(第1話)。▼好調の沖田は8番ホールを終わって-6の首位。しかも、2位のウォーレンに2打差をつけているとあって、途中経過を見た健三も満足気である。そんな沖田の姿には、アメリカの英雄として名高いアーニーも、「これほど心を騒がせる男と出会った事がない」と思わず言葉を漏らす。その一方、南アフリカのクレッグ・オーウェンは、沖田に対して並々ならぬライバル意識を抱いており…(第2話)。●本巻の特徴/強豪ひしめくマスターズの大舞台で絶好調の沖田! “夢の祭典”は今、始まったばかり!!