あぶさん 104
- 内容紹介
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手術か引退か・・・景虎が下した決断とは? 2012年のペナントレースも山場を迎えた頃、エース景虎の左肩に再度異変が。開幕前に痛めた箇所が、完全には癒えてなかったのだ。医師から、左肩を完治させるためには長い時間が必要だとの診断結果を告げられる景虎。一か八かで外科手術を受けるか、年単位に渡る長期間のリハビリに耐えるか・・・悩みに悩んだ景虎は、一度は「現役引退」を決意する。
そんな景虎を見かねた母・サチ子は、景虎とサシで酒を飲む事に。生まれて初めての「母子酒」で、サチ子が息子・景虎に伝えた言葉とは・・・!? 表題作『名酒 おふくろ』。あぶの義理の弟・小林満が中学校の野球部監督として大阪に戻ってきた。さらに、春野和子(通称カコ)も、突然「大虎」を訪れて・・・『白球の糸』。オフにあぶと景虎が訪れたのが「恋の宿」。そこで、あぶが置き忘れた物干し竿を密かに素振りしていた景虎だが・・・『雪の物干し竿』など、珠玉の9編を収録。肩の故障でプロ野球選手としての岐路に立った景虎は、果たしてどんな選択をするのか・・・そして、逆境にいる景虎を見つめるあぶは・・・!? 大波瀾の最新104集!!
- 編集者からのおすすめ情報
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今集は、あぶさんの息子・景虎が主役です! 肩の故障が再発し、投手としては現役続行不能の状態に追い詰められた景虎。「生涯一投手」にこだわり、一度は現役引退を決めるが、父・安武と叔父・小林は揃って「打者転向」を勧める。悩みに悩んだ景虎が下した決断とは・・・!? 今集では、久々に小林満とカコも登場します。どん底から這い上がり、一皮むけた景虎の成長ぶりをお楽しみください!!