風の大地 30
- 内容紹介
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▼第1話/俺のスウィング▼第2話/プロの覚悟▼第3話/壮行会▼第4話/不安の源▼第5話/練習の表情▼第6話/スタート▼第7話/師の言葉▼第8話/プロの領域▼第9話/足許の運●登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブ初のプロゴルファー)、小針プロ(沖田の師匠。“那須の小天狗”の異名をとる)、笠崎(沖田の先輩。女好き)、物部麗子(宇都宮大学の学生。沖田の憧れの女性)●あらすじ/交通事故によるケガが回復した笠崎は、自分がプロで通用する体に戻っているかどうかの判断を沖田に委ねた。沖田の前で笠崎の打った一球勝負の球は、球筋、飛距離ともに完璧だったが、沖田に笑顔はない。ケガのため左足が短くなり、そのせいでスウィングが変わってしまっていたのだ。この事を告げる沖田に、笠崎は……(第1話)。▼笠崎のスウィングに判断を下した翌朝、沖田は笠崎に、ドバイへ一緒に行ってくれるよう頼む。「自分には何もできない」という笠崎に、「男体山へ行こう」と言い出す沖田。2月の男体山は、大雪が積もり、横殴りの激しい風が吹いていた。沖田は、笠崎たちが止めるのも聞かず、強風の中でスウィングを始める。その姿に刺激された笠崎は……(第2話)。●本巻の特徴/交通事故によるケガから復帰した沖田。新たなる戦いの地・ドバイへ!!