あぶさん 62
- 内容紹介
-
酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/禍(わざわ)い転じて▼第2話/そんなアホな▼第3話/金の卵▼第4話/15歳の冬▼第5話/景虎の決断▼第6話/幸せの一番星▼第7話/庄造の走り書き▼第8話/8番レフト▼第9話/迎え酒 ●登場人物/景浦安武(福岡ダイエーホークスに所属するプロ野球選手で、球界一の酒豪。通称・あぶさん)、景浦景虎(あぶさんの長男で中学3年生)、景浦サチ子(あぶさんの妻。飲み屋“大虎”の看板娘) ●あらすじ/97年シーズンに向けて心機一転のあぶ。そんなあぶを励ます会およびプレ銀球式が催された。発起人の山田久志オリックスコーチを始め、たくさんの選手が一同に介したこの会で、来年、選手生活25年を迎えるあぶは、やる気を新たにするのであった(第1話)。▼秋季キャンプを終え、ドラフト目前の11月半ば。この時期は、中学3年の景虎にとって進路を迫られる重要な時である。日々、友人のどんぐりと共に高校見学をする景虎。結局、若宮高校に進学することにした二人だったが、どんぐりのけんか事件を切っ掛けに、その話は暗礁に乗り上げてしまう。そして……(第2話)。 ●本巻の特徴/本巻では、景虎の進路問題を中心に話が進む。若宮高校から難色を示されてしまった景虎であったが、ある日、何と福岡ダイエーからドラフト指名される。一時は進学をあきらめ、プロ入りすることに決めた景虎であったが、あぶの素振りを見て、高校進学することを決意する。