あぶさん 60
- 内容紹介
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酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/景浦敗れたり▼第2話/大混乱▼第3話/話題作り▼第4話/春雷▼第5話/一二三▼第6話/よっしゃあ▼第7話/五月晴れ▼第8話/右打席の代償 ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手で大酒飲み)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」の主人) ●あらすじ/開幕以来左打席に立ち続け、ヒットこそ打つもののホームランをまったく打たないあぶ。近鉄・佐々木監督はあぶの打席のみワンポイントで左投手を起用し、あぶは凡打を繰り返す(第6話)▼左投手の厳しいインコース攻めに苦しむあぶは、千葉ロッテとの試合でついに右打席に立つ。ツーストライクと追い込まれたあぶはあわやホームランという多きな当たりを放つが、なぜか走ろうとしない…(第7話)。 ●本巻の特徴/鉄人ぶりを発揮していたあぶだが、本巻ではついに欠場する。椎間板ヘルニアという、長距離打者にとって致命的な故障を抱えてしまったあぶは、果たして復活できるのか。50歳の4番打者誕生に暗雲が垂れこめる…。