あぶさん 54
- 内容紹介
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酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/FA宣言▼第2話/微笑み百合の如く▼第3話/母子草▼第4話/さようなら激動の1993年▼第5話/投げ初め打ち初め▼第6話/富士に誓う▼第7話/ワカ先生のキャンプ▼第8話/仰げば尊し▼第9話/霞の命 ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。ダイエーホークスの選手で大酒飲み)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」の主人) ●あらすじ/'93年、フリーエージェント制が導入され、各球団の大物選手の動向に注目が集まっていた。なかでも3年連続三冠王を獲得したあぶは、各チームの監督から熱いラブコールを受けていた(第1話)。▼カコは近鉄の石井選手から結婚を前提に交際を申し込まれたが、女手ひとつで自分を育ててくれた母と離れるわけにはいかず、交際を断る。あぶはそんなカコを優しく見守っていたが、ある日驚くべきニュースが飛び込んでくる(第3話)。 ●本巻の特徴/3年連続三冠王を達成したあぶだが、本来の謙虚さは少しも失われない(第6話)。本巻では、衰えるどころかむしろ若返りつつある、鉄人・あぶの姿が描かれている。 ●その他の登場キャラクタ-/パンチョ伊東(第6話)