浮浪雲 46
- 内容紹介
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激動の幕末を、流れる雲のようにサラリと生きる“大江戸楽天人伝”。 ▼第1話/もてもて▼第2話/如是我聞▼第3話/愛人▼第4話/てきれいき▼第5話/へそくり▼第6話/ちゃんばら▼第7話/十杯のかけそば▼第8話/梅のはつ花▼第9話/お花見裁判▼第10話/犬も食わぬ▼第11話/わんがん戦争 ●登場人物/浮浪雲(品川宿の問屋場、夢屋の頭。柔軟かつ強靱な精神の持ち主)、新之助(雲の長男。大人物を夢見る熱血少年)、カメ(雲の妻)、欲次郎〈とっつあん〉(夢屋の帳場をまかされている老人) ●あらすじ/ある日、カメの所へお昌という若い女が訪ねてきた。5年も浮浪雲と関係が続いているというその女は、雲を私にくれと言ってきた。そして、情熱的なその女は雲をむりやり……(第1話)。雲が3日に1度は泊まりにこないと、雲の家に乗り込んでくるようになってしまったお昌。そして、たまたま道で会った雲に昼ごはんに誘われた新之助だが、雲が連れていったところは、お昌の家だった……(第2話)。雲にもうひとり愛人ができたという噂を聞き付けたお昌は、雲にしつこく食い下がる。噂の相手は灘屋の娘。しかし噂は本当で、しかも灘屋の主人が雲に頼んで娘の愛人になってもらったという……(第3話)。