邪眼は月輪に飛ぶ
- 内容紹介
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▼第1話/狩人は森に佇(たたず)む▼第2話/巫女は街を目指す▼第3話/軍人は絶望に沈む▼第4話/情報部員(エージェント)は暗黒を孕む▼第5話/疾(はや)き車は街を駆ける▼第6話/塔(タワー)は決闘に震える▼第7話/邪眼は月輪に飛ぶ
●主な登場人物/杣口鵜平(そまぐちうへい。かつてミネルヴァを撃ち落とした老マタギ)、輪(りん。鵜平の娘。巫女。超常的な力を持っている)、ミネルヴァ(見る者を殺すフクロウ)
●本巻の特徴/東京湾で座礁した米軍の空母から、一羽の鳥が逃げた。そのことで多くの兵士が死ぬ。さらに東京の街中にやって来たその鳥は、空前の死者を出す。その鳥とは、その眼で見られた者はすべて死んでしまうという一羽の恐ろしいフクロウだった。かつて猟師仲間とともに、そのフクロウを一度は撃ち落とした鵜平は、米軍の要請を受けて、再び銃を取る――。スピリッツ誌上で好評を博した集中連載が、カラーページ完全再録で単行本化!
●その他の登場人物/マイケル・リード准尉(米陸軍特殊部隊[デルタフォース]の肉体派)、ケビン(米中央情報局[CIA]所属。表向きは書記官)