あぶさん 31
- 内容紹介
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酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇! ▼第1話/オールスター戦▼第2話/一握の土▼第3話/夏の朝に▼第4話/娘よ▼第5話/一寸の虫にも▼第6話/選酒会長▼第7話/阿呆鳥▼第8話/七五三▼第9話/利き酒 ●登場人物/景浦安武(通称あぶ。南海ホークスの代打専門打者)、サチ子(あぶの妻)、桂木虎次郎(大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」店主) ●あらすじ/八月の青森シリーズ。あぶは出産予定日のサチ子を大阪に残し、日ハムとの最終戦に臨んでいた。試合は日ハムリードのまま9回表を迎え、一打逆転の場面であぶが起用される。あぶの一発が恐い日ハム・大沢監督は、あぶをなんとか動揺させようとしていた(第3話)。▼南海ホークス・ドラこと山本は、近鉄を自由契約になった後も野球を忘れられず、バッティングセンターで練習を続けていたという苦労人。そんなドラの尊敬する選手は、なんとのんべのあぶだった(第5話)。 ●本巻の特徴/甲子園行きを逃した哲矢(第2話)や、ホークスの山本(第5話)を通し、挫折を乗り越える男たちの強さが描かれている。 ●その他の登場キャラクター/南海ホークス・山本和範