三丁目の夕日 夕焼けの詩 2
- 内容紹介
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昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン。 ▼第1話/夢野平四郎の青春▼第2話/レモンティーの見た夢▼第3話/狂った映像▼第4話/斬り込み▼第5話/最後の休暇▼第6話/妖剣▼第7話/夕日のフライングマン▼第8話/狐塚▼第9話/鬼女の影法師▼第10話/異聞不知火小僧▼第11話/真夜中のミシン ●あらすじ/夢野平四郎は人気マンガ家。とはいってもそれは昔の話で、現在はアパートの経営者として悠悠自適の毎日である。だが、初老となった今も、マンガへの意欲は決して失ってはいない。そんな彼の元に、ある出版社から単行本発行の依頼がある。喜びいさんで新作の原稿を持っていった夢野だが、それは昔のヒット作の復刻版の発行依頼だった。その晩、複雑な思いで酒を飲む彼の前に、学生時代の親友が現れた…(第1話)。▼フルーツパーラーのボーイ・広平の趣味は、スポーツカーと輸入雑貨。とはいっても今の彼に出来る事といえば、車雑誌の切り抜きを寮の壁に貼って眺め、デパートの家具売場をひやかす事ぐらい。いつかは同僚のウエイトレス・ユキをスポーツカーに乗せ、彼女と幸せなマイホームを築くこと…それが広平の夢だった。だが、ある日彼はユキがエリートの若者と結婚してしまった事を知る…(第2話) ●本巻の特徴/現在のタッチとは少々異なる、劇画風の絵柄で描かれているのが第1~第6話。ストーリーも”せつない”話が多く、作者の意外な作風が見られる。