姉妹坂 6
- 内容紹介
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綾小路家は想像以上にやっかいな所だった。夫人の遠縁の親戚という定で入ったものの、前妻との間にできた兄妹に、夫婦の実子であることを知られ、綾小路家にはいたたまれないことに。また、夫人は、京都のことを思い出させることを恐れ、冬梧からの手紙も燃やしてしまっていたことをアンは知る。ひょんなことで、仲良くなった苦学生の園臣大が、実は子供の頃、同じ施設に預けられていたと知って意気投合する。姉妹の真意を知るからこそ京都にももどれない、居所のなくなったアンは園臣の元を訪れるが!?