今年2月に逝去した谷口ジロー氏が、闘病中に描き続けた未発表の遺稿を収録した単行本2冊が、この度発売に!!
詳細は以下のとおり。
●『いざなうもの』
未発表絶筆(遺稿)『いざなうもの 花火』(原作:内田百閒)を含む、単行本初収録となる作品をまとめた短編集。
[収録作品]
『彼方より』(「ビッグコミックオリジナル」2014年4号)
エッセイ『フランスと私』(「ふらんす」2011年11月号)
『何処にか』その壱・その弐(「ビッグコミック」2016年8号/9号)
『魔法の山』前編・後編(「ヤングジャンプ」2006年1号/2号)
『いざなうもの 花火』について
『いざなうもの 花火』(未発表絶筆)
●『光年の森』
未完の長編。
[内容]
わたる少年は両親の離婚がきっかけで、山間の村に住む祖父母の家で育てられる。友達と裏山で遊んでいると、わたるは不思議な声を聞く。それは、まるで森の木々が、自分に話してかけているような声だった。
『いざなうもの』は薄墨、鉛筆、修正液で描かれており、『光年の森』はオールカラーとなっている。それぞれ異なる技法で描かれているので、2冊揃えれば、世界中で絶賛された谷口氏の描線を堪能できる!
谷口氏の想いがぎっしり詰まった単行本2冊を、ぜひお手元に!!