飛行機を墜落させる気象現象「ダウンバースト」!!
発見の原点は、長崎に投下された原爆被害調査があった!!
未来の科学者たちに届けたい物語がついに電子書籍化されました!
今、私たちは飛行機に安全に世界中を旅することができます。しかし30年ほど前までは、1年半に1度の割合で墜落事故が起こり、多くの人が命を落としていました。
そうした悲劇を食い止め、現代を生きる私たちに空の安全をもたらした日本人科学者がいました。彼の名は藤田哲也。
アメリカ・シカゴ大学で竜巻を専門に研究、竜巻の大きさをはかる尺度「Fスケール」を考案した人物といえば、ピンと来るかたもいらっしゃるかもしれません。
藤田博士の原点には、学生時代に参加した長崎の原爆被害調査があり、ここでの経験から、謎の墜落事故を引き起こしていた未知の気象現象「ダウンバースト」を発見するに至りました。この気象現象の発見によって、その後、航空機の安全対策が大きく変わり、何もしなければ失われていたかもしれないたくさんの命を、藤田博士は救うことになりました。
本書はアメリカで活躍し日本ではほとんど知られてこなかった、この偉大な気象学者の足跡をたどる初めての伝記です。
科学に興味を持つ子どもたちに希望を届ける人物伝として、手に取ってもらいたい一冊です。
※本書は、2016年5月にNHK総合で放送されたドキュメンタリー「ブレイブ 勇敢なる者「Mr.トルネード~気象学で世界を救った男~」」の内容を元に、小中学生向けに再構成しました。
- 『Mr.トルネード 藤田哲也 航空事故を激減させた気象学者』の試し読みはコチラ
- https://shogakukan.tameshiyo.me/9784092271869
- 小学館ジュニア文庫
- http://juniorbunko.jp