小学館の本気!漫画家徹底解剖シリーズに『一ノ関圭本』仲間入り!!

多くの漫画家に影響を与えた伝説の女流漫画家、一ノ関圭氏。
卓越した画力、構成力、ストーリー“一ノ関圭”に肉薄する漫画家本『一ノ関圭本』!!

 1975年に一人の女流作家が初めて描いた作品で第14回ビッグコミック賞を受賞。当時の選考作家は手塚治虫氏、石森章太郎氏、藤子不二雄氏、水木しげる氏、横山光輝氏、ちばてつや氏、楳図かずお氏、さいとう・たかを氏という巨匠揃い。
作家・一ノ関圭はこうしてビッグコミック7月10号にて受賞作『らんぷの下』で「夢屋日の市」名義で漫画家デビュー。その後も日本漫画界に衝撃と多大なる影響を与え続けている。
 本書『一ノ関圭本』は漫画家と漫画を徹底解剖するシリーズ本の第11弾。東京藝大出身の一ノ関氏に備わっていたのは、その画力だけではないことが本書の5万2千字に及ぶロングインタビューで、つまびらかにされている。
 秋田・大館出身。幼少期の漫画との出会い、一浪して東京藝大では油画を専攻、ドラマのある画が描きたいと漫画家を目指すまでのエピソード、作品タイトルへのこだわり、自身による作品とキャラクター解説、松本清張作品からの影響や『鼻紙写楽』までの全作品を語りまくる。一方、一ノ関氏への憧憬を沙村広明氏がエッセイに寄せ、『鼻紙写楽』を特集した著者インタビュー、対談、評論、裏話、秘蔵ネームなど貴重資料も収録。このほか各界から作品論が寄せられ、単行本未収録作品『クレソン』を特別収録。この1冊で、作家「一ノ関圭」の過去と現在、そして新作を執筆中であることなども明らかに。

 寡作にして遅筆。されど『鼻紙写楽』は今もなお第二場三部作の二話目を執筆中であるという。来年の秋には第二場の連載が始まるやもしれないという。それまでの間、本書と小学館文庫『らんぷの下』『茶箱広重』、そして手塚治虫文化賞漫画大賞受賞作にして日本漫画家協会賞大賞受賞作でもある単行本『鼻紙写楽』をお手元に、しばし待たれい。

商品概要は以下のとおり。
漫画家本vol.11『一ノ関圭本』 判型:A5判/226ページ
定価:本体1,300円+税

■漫画家本vol.11『一ノ関圭本』の試し読みはコチラ
http://shogakukan.tameshiyo.me/9784091294296
■『鼻紙写楽』の詳細はコチラ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09187080
■小学館文庫『らんぷの下』の詳細はコチラ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09192461
■小学館文庫『茶箱広重』の詳細はコチラ
https://www.shogakukan.co.jp/books/09192462