太宰治の名作を、トップホラー漫画家の伊藤潤二氏が独自の表現で描く衝撃作『人間失格』が、発売中の「ビッグコミックオリジナル」9号でついに最終回を迎える!
人間の営みが理解できない。生きる術として身につけた道化に徹して、毎日死ぬ思いで生きている主人公・大庭葉蔵。
上京した葉蔵は、地下活動に参加して心身ともに疲弊し、カフェの女給と心中するも自分だけ助かってしまう。
その後、信頼の天才とでもいうべきヨシ子と出会って結婚。
小さな幸せを手に入れた葉蔵だったが、それは決定的な自己崩壊の始まりだった。
「弱虫は、幸福をさえおそれるものです。
幸福に傷つけられることもあるんです。」
(太宰治『人間失格』より)
妻・ヨシ子が犯された苦悩から逃れようと薬物に溺れた葉蔵は、治療のため入院。そこで出会った小説家の太宰治に背中を押されて、新生活に臨む葉蔵だが…。
人間の業を鬼気迫る描写で映し出し、読者を圧倒してきた本作。その衝撃的なフィナーレに刮目せよ!
最終コミックス3集は7月末発売予定なので、チェックを忘れずに!!
- 『人間失格』第1集の試し読みはコチラ
- http://shogakukan.tameshiyo.me/9784091897183
- ビッグコミックオリジナル公式サイト
- https://bigcomicbros.net/magazine/bigoriginal/