光る風
- 内容紹介
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少年マガジンに1970年18号から47号まで連載され、当時、さまざまな反響をよんだ著者の少年漫画誌での代表作のひとつ。軍事国家化が進む架空の近未来日本を舞台に巨大な権力犯罪を告発する社会派SFの傑作。これまで、何度か再刊されてきたが、連載当時の扉まで含めての完全版を1冊に集成するのは、今回はじめてとなります。 近未来ポリティカルフィクションと題された物語は、エリート軍人の家に育った主人公・六高寺弦が、旧友が警官に射殺された現場を目撃したことから、謎の風土病と米軍の謀略に巻き込まれて、物語は進んで行きます。ベトナム戦争を背景とした国際情勢を反映した問題作の待望の完全版の登場です。