文ゆかば 1
「文ゆかば 1」は2026/02/12に発売予定です。
- 内容紹介
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耳の聴こえない少女が戦時下を生きる成長譚 「わたしの頭の中にはいろんな言葉があるけれど、
いつも伝えられない。一人ぼっちだ」
1944年、終戦前年。
耳の聴こえない少女・文(ふみ)は、空襲で家族を失った。
親戚から厄介払いされて転々とするなか、
行きついたのは親族でも知人でもない夏目家。
夏目家の次男・功雄(あつお)は、女中として働くことになった文に対し、
最初はどう接したら良いかわからなかったが、次第に距離が縮まっていく…
- 編集者からのおすすめ情報
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戦時下という過酷な時代。
さらに耳が聴こえないというハンディキャップを背負いながらも、
懸命に生きる少女・文の姿をドラマチックかつ丁寧に描いた作品です。
何度も取材を重ね、戦時下の様子や手話について、リアルな描写を追求しました。
「お腹の音って他の人にわかっちゃうんだ!?」
皆さんにとっては当たり前でも、ろう者にとっては驚きです。
文を通して世界が広がる体験をお届けします。
そして、過酷な生活の中でも溢れる文のかわいらしさ!
彼女の人間らしさや、いっしょに暮らす青年・功雄との関係性も
楽しんでいただければと思います。
