スティグマ 6
- 内容紹介
-
「真犯人を知っている」ゲス男はそう言った その人生でいいの?そのまま死んでしまっていいの?
「あんたは自分のことを、なにも教えてくれない……誰もあんたのことを知らない……あんたはどこから来てるんだ……?」
鬼束与……25年の服役の後、ようやく「人生の無意味」を自覚した手遅れな男。なぜかその男に惚れた娘ユキ。彼女の正体は「化生」と呼ばれる妖怪だった。ユキは鬼束をホテルに連れ込み、正体を隠したまま自分の「虜」にしようとしたが、最後の瞬間、自我のコントロールを失い妖怪の姿を鬼束に現してしまった。そして即、姿を消す。ベッドで失神していた鬼束は事情がわからず、途方に暮れる。一度はフラれたという屈辱を受け入れた鬼束だったが、残された開かないスマホにユキの「思い」を感じとりパスワードを探り始める……
- 編集者からのおすすめ情報
-
『AV列伝』『弁護時のくず』『刑事ゆがみ』AV監督、女優、弁護士、刑事といわゆる業界ものでありながら、その職業の本質に潜む「正義の曖昧さを」エンターテイメントとして表現してきた井浦さんが、長きにわたり構想を考えて、いつか漫画にしようとしていた意欲作です。混沌とした世の中で「何のために生き、誰を信じれば良いのか?」おのおのの生き方のヒントになってくれればと思います。
#ヤクザ
#元ヤクザ
#ヤクザと家族
#妖怪
#口裂け女