おとなのずかん改訂版 1
- 内容紹介
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彼は愛する男ではなく初対面の女と結婚する 亡くなった男友達・ハルキから
渡された一枚のメモに書かれていたのは、
自身の子ども・キキを“あげる”という
驚きの言葉だった。
「ただハルキって人間が好きだった。」
そう思うほど大切に想い、
彼と家族になりたかった男・クドーは、
キキと“本当”の家族になるため
その日出会ったばかりの女・布紗子に
結婚を申し込むが…!?
男友達と家族になりたかった男と人助けをしたい女が結婚したら…?
新たな大人のあり方を問う、“家族”の物語。
- 編集者からのおすすめ情報
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「…友達と家族になれたらええのに。」
「ただハルキって人間が好きだった。」
大切な男友達、ハルキと家族になりたい。
そんな純粋な親愛を
貫こうとする主人公・クドー。
友達が好きっておかしいこと?
カレシとかダンナとか父親とか。
そんな、“役”にハマらなくてはいけないの?
そう思いながらも、
ハルキの忘れ形見である娘・キキと
家族になるため結婚を決意し、
世間から与えられた“役”にハマってしまう。
これでよいのかと悩める大人・クドーの姿は、
「こんな生き方でも、
こんな大人でいてもいいんじゃないの?」
そう私たち読者に問いかけてきます。
新たな大人のあり方を問う、“家族”の物語。
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※こちらの作品は、イトイ圭先生の最新作です。改訂版ではございません。