ひとひとがみ日々 3
- 内容紹介
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神様たちの暮らしと記憶…不思議日常譚 これは昔々――ではなく最近のお話。
以前は仲のよかったミツカド山とフタツカド山の神様たち。
あることがきっかけで、ふたつの山の神様たちの交流は途絶えてしまったが、
再び関係を築こうとするフタツカドの山の神は、使いを出してミツカド山の様子を窺う。
だが、フタツカドの神の中には「菊の神」の存在をいぶかしむ者もいて…?
石の神・イシの記憶の空白の部分に、菊の秘密が隠されているのか……
「忘れられたことは、なかったことになってしまうのか」をテーマに綴る、
優しくて、少し可笑しい神々の暮らし。