断腸亭にちじょう 3
- 内容紹介
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祝★手塚治虫文化賞…新生賞!ガン闘病記! 二〇一九年四月。
抗ガン剤の副作用の中
”元気な人たちの世界”との断絶を感じていた、
ひねくれ漫画家・ガンプ。
そんな新たな「にちじょう」を生きる中で、
読めば自身がガンだと分かる漫画が完成してしまう。
ガンプは作家の性(さが)に抗えずツイートしてしまい―――
これは、四十歳手前の漫画家が記す…
徒然なる"ガン闘病"の軌跡である。
- 編集者からのおすすめ情報
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『断腸亭にちじょう』が…第27回「手塚治虫文化賞」の「新生賞」を受賞しました!
この「新生賞」の選考基準を公式サイトで読むと、
「斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる」賞とあります。
この基準を初めて読んだとき、「ああ、ぴったりだな」と思いました。
なぜなら、
今まで読んだことのないガン闘病記であり、
漫画家本人のひねくれた、でもだからこそ何より人間味があふれた
この作家だけが持つユーモアが落とし込まれた作品だからです。
そして、それが「面白い」。
読む人それぞれに、一度読めば必ず心に何かを残します。
どうかこの作品が、ひとりでも多くの人に届くことを祈っています。