公務員、中田忍の悪徳 8
- 内容紹介
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地方公務員・中田忍が犯す、最後の“悪徳” やがて樹になる異世界エルフ・河合アリエルを救えないばかりか、最大の理解者・一ノ瀬由奈と決定的に断絶し、失意に沈んだ中田忍。
彼を救ったのは、忍と新たな友情を結んだ女子高生、御原環であった。
忍は「自分が異世界エルフを託された理由」に最後の望みを賭け、新たな協力者を巻き込んで、己の人生を辿り始める。
懐かしき人力飛行機研究会(トビケン)の部室、義光と徹平が姿を消す中で、若月星愛姫が放ったのは、猜疑のひと言。
「たぶんしのぶおじちゃんは、わるいエルフのまほうで、あやつられてるとおもうの」
黒い故郷、夢の片端。
足掻き続ける忍が向き合う、隠された真実。
52ヘルツの鯨が鳴く声は、果たして誰に届くのか。
そして地方公務員、中田忍が最後に犯す、天衣無縫の”悪徳”とは……?
泣いても笑っても、『公務員、中田忍の悪徳』シリーズ最終巻。
忘れるな、これが中田忍だ!!