医大生・伊藤と名越、その対峙が核心へ！？ 新宿西口でカーホームレスをしていた名越進、３４歳。
医大生の伊藤という男に選ばれて、７０万円の謝礼で
トレパネーション（頭蓋骨穴開け手術）の実験台を引き受けるも･･････
なんとその日から、左目だけで見ると、一部の人間が
異様なモノ〔ホムンクルス〕に見えるようになってしまう。

ロボットに見えたヤクザの組長、
“砂”改め“記号”の女子高生と正面から対峙し

彼らを生身の人間に戻したことで
自分の肉体の一部に“ロボット”と“記号”を
受け取ってしまった名越･･･！

この異様な事態を凝視しようと決心した名越は
自分をこの世界に引き込み、“水”に見える
医大生・伊藤と真剣に向かい合う！ 激しい対決の先に
予想もしなかった互いの真実が、少しずつ明らかに・・・･･･

カーホームレス・名越と医大生・伊藤！
ただ単にトレパネーションで結びついただけの
ふたりではないという“事情”が突き刺さります！

真実と嘘の激しい交錯が物語を加速させます。