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恋愛烈伝 下

著: 齋藤なずな 
恋愛烈伝 下
定価 713円(税込)
発売日 1998/04/30
ISBN 9784091890641
判型 4-6変
264頁
内容紹介
愛を求めた文士たちの光と闇 ▼第1話/葛の花-武者小路実篤と房子▼第2話/門-樋口一葉をめぐる男たち▼第3話/傷にしてナイフ-太宰治をめぐる女たち▼第4話/心猿-島崎藤村と駒子▼第5話/子象と雀-北原白秋と江口童子▼第6話/千年の夢-岡倉天心と九鬼波津子
●あらすじ/武者小路実篤は病に倒れ言葉を失った。死を目前にした実篤は、九州・木城村に「人間が人間らしく生きる理想郷」として自らの手で開いた「新しき村」を、そして彼の当時の妻・房子を想っていた。不遇の少女時代を過ごした彼女は、実篤と出会い、彼の中にいままでの男にない聖人の姿を感じ結婚、「新しき村」で生活をともにする。しかし実篤が他の女に目を向けことを知るや、彼女は実篤に絶望し、激しい憎しみが沸き起こる。その後は、実篤が村を離れるたびに房子は他の男と次々に関係をもつ。それはいつしか村の運営に影を落とすのだった。男たちは彼女のおかげで村での労働が免除される。村人からそんな不平等を聞かされた実篤は、房子の奔放さを理解してほしいと訴え、妻をかばうのだった。そんなとき、病に倒れた妻の口から、自分以外の男の名前を聞いた実篤は、いままで経験したことのないほどの激しい嫉妬心を覚える。自分を「まっすぐな巨きな樹」に譬える実篤の心は、自分の中に生まれたその抑えられない感情の存在を嫌悪し、房子から離れていく…(第1話)
●本巻の特徴/文学史上に残る名作をを残した巨匠といえども、恋愛をするときはただの一人の人間。文豪たちのの生涯において、恋愛がいかに大きな影を落としていたのか、そして恋愛対象が彼らの文学といかに密接なかかわりをもっていたのかが、かいま見られる作品。

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