風の大地 64
- 内容紹介
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世界が認める沖田、ゴルフから静かに去る… モロッコのハッサン国王2世トロフィーで、キャディとして沖田を支えてきた陳が突然姿をくらませた。帰国した沖田のもとに、陳から決別の手紙が届く。共に戦っていける、生涯の友であると思っていただけに、陳の別れの言葉は沖田の心に深く突き刺さる。
さらに、新シーズンに向けて、鹿沼CCで自主トレーニングを積む沖田の目の前で多くの犠牲者を出す大惨事が起きる。
様々な事柄が頭をよぎり、自責の念にかられた沖田は、誰にも何も告げずに静かにゴルフから離れていった………………
- 編集者からのおすすめ情報
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世界の第一線で活躍するプロゴルファー・沖田圭介が静かにゴルフから去った。
24歳で鹿沼CCの研修生になってから欠かしたことのない早朝練習も止めてしまった沖田。
ゴルフからも世間からも背を向けた弱虫と、周りから揶揄される沖田。
あの自信に満ちたプロゴルファー沖田は、もう見られないのだろうか……