風の大地 4
- 内容紹介
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ゴルフに全てを賭けた男・沖田圭介の青春を叙情豊かに綴った物語 ▼第1話/鉄棒ドライバー▼第2話/蟻の命▼第3話/琵琶湖へ▼第4話/気合いトップ▼第5話/電線ショット▼第6話/宇賀神の雲▼第7話/瞬間湯沸かし機▼第8話/計算▼第9話/明暗▼第10話/煙突 ●登場人物/沖田圭介(鹿沼カントリークラブの研修生。プロゴルファーを目指す24歳)、宇賀神正行(研修生の食事の世話などをしているセカンド・チーフで、沖田のよきアドバイザー。肝臓癌を患っている)、笠崎孝(沖田の先輩。通称夜這いの孝ちゃん) ●あらすじ/球質が悪くなってきていることに悩んでいる沖田。練習の様子を見に来た宇賀神は、沖田が使っているクラブを見て、クラブがヘッドスピードを支え切れていないことに気付く。そこで宇賀神は、1本のドライバーを沖田に渡した。それは、今まで誰にも触らせたことのない大切なクラブだった(第1話)。▼支配人は、喫茶室で宇賀神らと談笑していた。いつもと変わらない様子の宇賀神だが、はっきりと分かる彼の痩せぶりを見て、医師の依田に入院の相談をする。一方沖田は、練習場で、蟻の巣の上に乗ったボールをめぐり、長谷川とケンカを始めてしまう…(第2話)。 ●本巻の特徴/第4巻で、沖田はプロテストに合格、念願のプロゴルファーになった。しかし、喜びもつかの間、兄のように慕っていた宇賀神が亡くなってしまったことを知る。悲しみから立ち直った沖田は、プロゴルファーとして、ツアーに生きる決意を新たにする。 ●主な登場キャラクター/長谷川博(第1~2話)、依田先生(第1、3~5、7~8話)、石原建(第2、6、9~10話)、支配人(第1~3、6、8~9話)キャディーマスター・山本(第4~8話)、小平(第9~10話)