酔いどれの代打屋・あぶさんを通し、悲喜こもごもの人生を描く巨篇！ ▼第１話／ボン、どないしたんや▼第２話／不惑▼第３話／怪打不審▼第４話／ケンカ野球▼第５話／息子へ▼第６話／酒に流して▼第７話／起上小法師▼第８話／夢のつづき▼第９話／酒・甲子宴▼第10話／ひまわり娘 ●登場人物／景浦安武（通称あぶ。南海ホークスの選手で大酒飲み）、サチ子（あぶの妻）、桂木虎次郎（大阪・ほとけ横丁の大衆酒場「大虎」店主） ●あらすじ／40歳にしてなおチームを引っ張り続けるあぶ。そんなあぶの衰えを知らぬ肉体に目をつけた女性カメラマン・石井早希はあぶをファッション誌のモデルに起用する。（第１話）。▼プロ入り15年目、節目のシーズンを迎えるあぶは、開幕戦で13年連続開幕投手を努める阪急・山田投手と対戦する。お互いを知り尽くした両雄は、相手の感触を確かめるかのように勝負していた（第２話）。 ●本巻の特徴／デッドボールを受け、しばらく休養することになったあぶは、球団スカウトの渡会とともに他チームのデータ集めに奔走する。対戦投手の分析と充分行ったあぶは、復帰第一戦で見事にホームランを放つ（第７話）。 ●その他登場キャラクター／ヤクルトスワローズ・ボブ・ホーナー