三丁目の夕日 夕焼けの詩 16
- 内容紹介
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昭和30年代の世界に現代の心のふるさとを追う、珠玉のメルヘン。 ▼第1話/雨に唄えば▼第2話/朝顔▼第3話/ユースホステル▼第4話/湘南電車▼第5話/海の動物園▼第6話/最後の夏▼第7話/一番星みつけた▼第8話/家庭電化時代▼第9話/我が良き友よ▼第10話/青春図書館・ライバル▼第11話/青春図書館・敗北者▼第12話/青春図書館・星野友男の場合 ●登場人物/鈴木則文(鈴木オートの社長。働き者で子供には少々甘い)、鈴木トモエ(優しくてしっかり者のお母さん。時に怒ると恐い)、鈴木一平(鈴木オートの一人息子。ワンパクだが、気は優しい) ●あらすじ/三丁目にもじめじめした梅雨の季節がやってきた。だが子供たちは遊びの天才。車の泥はねやぬかるみを避ける行為でさえも、忍法に見立てて大はしゃぎだ。一方、土砂降りの雨のなかでも働かなければならない大人たちは大変。鈴木オートの社長はカッパをかぶって出張修理にかけずりまわり、六さんはオート三輪を運転していてぬかるみにはまって困り果ててしまう(第1話)。▼駄菓子屋の茶川さんの元に一人の男の子がいる。名前は淳之介。ヒロミの友人のストリッパーが蒸発してしまい、その子供を預かっているのだ。こんな境遇にありながらも、淳之介は素直に育ち、学校の成績も良く、時には茶川さんの小説の清書をするまでになっていた。そんな淳之介を茶川さんは目の中にいれても痛くないほど可愛がっていたのだが…(第2話)。 ●その他のDATA/昭和30年代風物誌~ユースホステル(第3話)、ストレプトマイシン(抗生物質)(第4話)、水族館のゾウアザラシ(第5話)、当時の電化製品(第8話)